UM-1000EA/UM-1500EA

UM-1000EA/UM-1500EA

加工材料の出し入れ以外の工程は総て自動的に加工し、完了と同時に始めの位置に復帰し停止します。
また、揺動装置により、加工面への砥粒の循環を良くし加工能率を向上します。
特に深孔加工でその効果を発揮します。

特徴

(1) 大きい材料の加工、重量物(20kg)の加工、大面積の加工が可能です。
(2) 多数個の孔あけ、打抜きが同時加工可能で、小物部品の量産用として適しております。
(3) 加工材料の着脱以外は、すべて自動的に作動します。
(4) 自動揺動装置により、一定時間毎に振動子を上下に揺動し、加工面への砥粒の供給を良くして深孔加工での能率を向上します。
(5) デジタルスケールの取り付けにより、XYの送り精度5μの読み取りが可能です。
(6) デジタルスケール付属のエッヂセンサーの使用により、位置決めが容易です。
(7) 加工条件により、一人で何台もの加工機を操作しての効率のよい加工作業が行えます。

仕様

発振周波数16 (KHz)
周波数調整自動・手動両用
最大出力1000/1500 (W)
電源AC単相200V 50/60Hz
消費電力2600/3600 (VA)
外形寸法(幅×奥行×高さ)発振器:570×550×1644 (mm) (制御装置一体型)
加工装置:850×900×1930 (mm)
重量発振器:170/182 (kg)
加工装置:326/331 (kg)

※ 他機種と比較する場合は仕様一覧をご覧ください。

超音波加工機ラインナップ

付属品 / オプション一覧

ホーン (1つ穴加工用)3本振動子からの振幅を拡大、整合して工具に伝えます
接合用ハンダ1kgホーンに工具を接着する時に使用します
ハンダ用フラックス500ccハンダ付けを補助するものです
砥粒2kgB4C(2kg)とSiC(5kg)のどちらか選べます
接着剤2本加工物をガラスに貼り付けるのに使用します
冷却水循環装置オプション振動子の循環冷却水装置
サ−キュラーテーブルオプション加工台下に設置しθ軸の微調整ができるようになります

オプション一覧

ホーン

先端の工具は磨耗したら交換できますのでホーンはそのまま使用することができます。通常、1つ穴加工できるホーンを3本お付けしますが多軸のホーンに変更もできます。(要相談)

ハンダ

ホーンに工具を付ける時に使用します。
※写真のハンダは1kgのものです

フラックス

ホーンに工具をハンダ付けする時に、ハンダの流れを良くする為にフラックスを塗ります。

研粒

SiC #360(シリコンカーバイト:写真左)なら5kg、B4C #280(ボロンカーバイト:写真右)なら2kg付属品としてお付けします。
※360と#280は砥粒の番手を表し、粒径30μ前後程度です。
SiCは主にガラス、フェライト、グラファイト、圧電セラミックス等の加工材料に、B4Cは主にアルミナ、サファイヤ、炭化けい素、窒化けい素、超硬合金焼入鋼等の加工材料に使用します。

接着剤

貫通穴を開けるとき、抜け側にでるカケを防ぐために加工物をガラスなどに貼り付けます。ホットプレートなどで加工物とガラスを温め、接着剤を溶かしながら塗り付け貼り付けます。
加工完了後、再度ホットプレートなどで温め、ガラスから加工物を剥がし溶液に浸して接着剤を洗浄します。

冷却水循環装置

ニッケル振動子の冷却用に使用するもので、外部密閉系循環式の冷凍機と強力な循環ポンプにより低温水を安定して供給できる節水型の冷却水供給装置です。

サーキュラテーブル

加工台の下に設置し、θ軸の微調整用に使用します。

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