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日本電子工業は、日本国内で唯一、超音波砥粒加工を専門に行っている企業です。
昭和35年(1960年)の創立以来、この技術を追求してきた歴史と実績があります。
同社の強みは、工具に硬い粒子(砥粒)を付着させて回転させる方式とは異なり、工具を回転させず縦振動のみを利用する超音波砥粒加工の原理を採用している点です。
この方式により、硬脆材料(セラミックス、ガラス、サファイアなど)に対し、熱影響をほとんど与えず、カケ(チッピング)やクラックの発生を大幅に抑えた高精度な低ダメージ加工を実現します。
この独自技術により、大手企業を含む多くの顧客から引き合いを得ています。
日本電子工業の超音波加工機は、多数個の孔あけや打抜きを同時に加工できる「多軸同時加工」と、異形穴加工に強い優位性を持ちます。
工具を回転させず、縦振動で破砕する加工特性を活かし、小型部品の量産において、例えば直径100mmの円内に1mm程度の微細な穴を1000個、2000個同時に開けることが可能です。
これにより、個々の加工品のコストダウンが実現します。
また、工具の先端形状がそのまま加工物に彫り込まれていくため、円形や角形だけでなく、トランプのマークのような複雑な異形穴や溝、彫刻加工なども高い形状自由度で加工できます。
一般的な切削加工では折損しやすいφ1mm以下の小径孔についても、工具折損のリスクを低く抑え、材料の無駄を防ぎます。
日本電子工業の自動型機種(UM-150FA、UM-500FA、UM-1000EA/1500EAなど)には、加工の自動化と効率向上を目的とした機能が搭載されています。
特に重要なのは自動揺動装置です。
これは超音波加工速度を判断し、ホーン工具を一定時間ごとに上下に揺動させることで、加工面への砥粒(スラリー)の供給を促進し、深孔加工における加工効率を向上させます。
さらに、深さ定寸装置を備えており、加工材料の出し入れ以外の工程を自動的に行い、完了時にはスタート位置に復帰し停止する機能を持っています。
これにより、作業者は一人で複数台の機械を操作することが可能となり、効率の良い加工作業が行えます。
これらの機能は、窒化ケイ素やサファイアなどの加工に時間がかかる素材でも、効率的な作業を可能にします。